 |
|
インプラント自体は工業製品です。現在のエンジニアの技術力ですから、素晴らしく精度の高い物が出来ています。適度に使用されたならば10年位は難なくもってしまいます。 さて、20年目はどうでしょうか・・・項目の1〜10が左よりのAの(良い)にあるならば、わずかな修正とメンテナンスで安定させていけるでしょう。その先もきっと丈夫にお口の中で機能しているはずです。 |
私が最初にインプラントを入れた患者さんは1988年(当時58才)の女性の方でした。下顎の奥歯に3本+4本で計7本のインプラント処置を行いました。ご本人の歯は上に12本下に7本ありました。19年経った今でも変わりありません。この患者さんの場合、5の『精神的許容度』と6の『顎骨の状態』がBの(やや劣る)でしたが、他の1、2、3、4、7、8はAの(良い)の評価でした。77才になった現在、年齢的な衰えはあるものの元気です。恐らく今後もう10年位は何事もなくいけるのではないでしょうか。 この様に、患者さんのコンプライアンス・インプラント治療受容の度合いがCに片寄っている程インプラント人工歯にしても、ご自身の歯についても寿命は短いと考えられます。 |
【インプラント治療は安易な治療か、それとも難易な治療か】 |
ある歯科医は、今の日本ではインプラント治療は安易に行うべきではないと警鐘を鳴らしています。なぜでしょう?21世紀に入った日本の歯科事情を見てみると、町にはいたる所に歯科医院ができました。過当競争になる位です。さて、ここで考えてみましょう。アメリカの映画で俳優のジョン・ドンソンが自分の会社の秘書に”明日は大切な人とデートの約束があるから、かかりつけのデンタルクリニックに歯のクリーニングの予約を入れておいてくれ”と言う場面がありました。実は、欧米などでは月に1回はデンタルクリニックで歯のチェックアップと歯のクリーニングは当たり前に行われているのです。そういう習慣が欧米人にはあるのです。日本人の場合、全くと言っていい程ありません。あっても1割以下です。又、日本の歯科医院も数は増えましたが、チェックアップをシステム的に受け入れる準備が遅れています。これは、インプラント治療や他の虫歯治療にも共通して言える事ではないでしょうか。患者さん達も歯を入れる事はショッピングと同じで『買ってしまえばおしまい』と思っていませんか?歯を入れる事とチェックアップはセットの物だと考えて下さい。それが出来れば80才になってもブリッジや入れ歯を入れる必要はありません。 |
【あなたが良いドクターと出会う為の秘訣】 距離は関係ありません。定期的に通えるクリニックを探しましょう。高い買い物をするのですから、ここはひとつハードルを設けましょう。 |
1,10年以上インプラント処置の経験がある先生 2,インプラント処置とメンテナンス/チェックアップクリーニングをセットで行ってくれる所 3,実際の症例を見せてくれる事 4,診査・検査の後、別にカウンセリングの時間を取ってくれる事 5,スタッフを含めてクリニックの雰囲気を気に入れる事 6,処置をして下さる先生と相性が良い事 |
後は、口コミや紹介と言った事例もありますが、実際のところはやはりご自分の目で確かめて納得される事が重要ではないでしょうか。以上6つの手がかりですが、その内のいくつかは実際に訪れた時、対応されたスタッフの方に聞いてみるのも良いですよ。医師の経験を聞く事は、決して失礼な事ではありません。なぜならば、技術職にある方は皆それが宿命だからです。 |
 |
|
オッセオインテグレーテッドインプラントの上 部構造に使用した一例。ボーンアンカードブリッジ/TD>
|
|
|
|
|
|
|
 |