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インプラントとコンプライアンス

コンプライアンスとは、理解力・協調性・信頼度・身体的許容度・精神的許容度・顎骨の状態・生活習慣の改善・禁煙実行度、メンテナンスの来院率の許容範囲を示します。
インプラントのコンプライアンス
【インプラントのコンプライアンス】
インプラント治療受容の度合い。
 
A.良い
B.やや劣る
C.悪い
1. 理解力
 
 -
2. 協調性 
 
-
3. 信頼度
   
4. 身体的許容度
 
5. 精神的許容度
6. 顎骨の状態
 
7. 生活習慣
   
8. 禁煙実行度
   
9. メンテナンスの来院率
   
10.全身疾患
 
-
【インプラント治療受容の度合い】
患者さんのコンプライアンスについては、上記の表にあるように、8のやや劣るが2つ以内、Cの悪いが1つまでが、民間開業医のインプラントクリニックでの処置可能な範囲です。項目の6の顎骨の状態の良い悪い、骨・歯槽骨(しそうこつ)が有る無いなどについては、どのWebサイトでも大変詳しく書かれていますが、実は上記の表のように1〜10までの診査項目でこの患者さんにはインプラントが適しているかどうかを総合的に判断しています。項目の8、9、10については患者さんの側でぜひとも努力してもらわなくてはなりません。項目の4、5、6については、検査や診察をしてゆく上で判断します。項目の1、2、3、7については、社会生活を営む上で常識的な範囲での判断ですので、別に医学的な知識を要求にしているわけではありません。
インプラント治療受容の度合い
とかく多くのWeb相談を拝見していますと、6番の顎の骨が有るとか無いとか、設備がどうとか、新しい材料のPRPの効果は、ドクターの技術について教えてほしいとかいった質問が実に多く寄せられてきます。ちょっと冷静に物事を考えてみましょう。ご自身を、身内の方と一緒に1〜10の項目に当てはめてみて下さい。Bが2つまで、1・2・3がCの(悪い)はありえません。この場合インプラントの治療には向きません。項目4か5がCの(悪い)だとしても、1・2・3がAの(良い)であれば、医師と協力して乗り切ることが出来るでしょう。項目6の顎骨の状態がCの(悪い)であったとしても、今ではサイナリフトやGBR法といった骨を造骨する技術があれば解決できます。項目7の生活習慣が仮にCの(悪い)であったとしても、改善する努力をすれば良いわけで、大きな問題ではありません。項目8のメンテナンス(3〜4ヶ月に1度の来院)も約束事ですから是非守っていただきたいと思います。
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