近年、口腔インプラントの臨床応用はめざましい物があり、各種メーカーは独自のインプラント体のデザインを考案し、さらにはその表面形状はその処理の仕方の遠いから多種多様なインプラントが存在する。表面粗さについては、機械加工表面の比較的スムースな表面のものから陽極酸化処理やサンドブラスト処理、酸エッチングの様式のものまで様々である。今回、演者は、1996年より米国3i社のインプラントを用いて臨床を行ってきました。同社の機械加工表面ICEインプラント及び、ダブル酸エッチングのオッセオタイトインプラントにおける、初期段階での血餅フィブリンとインプラント体表面の微細構造との結びつき、骨細胞との接触面での状態、ならびにインプラント体への早期加重の可能性、ハイリスクファクターでのインプラント表面の違いによるサクセスレートなど、米国3i社関連の各国の臨床リサーチセンターよりの報告を受けたのでその結果について発表する。