こちらの患者さんは全ての歯を50歳代で失い、インプラント処置を行いました。 これを機会に禁煙をすすめています。どうしても無理なら減煙でも良いのです。生活習慣を良い方へ改善する努力が必要なのです。でないとドクターも人間ですから頑張れないかもしれませんよ。 現在、1日にタバコは10本前後に減煙してもらっています。 3ヶ月に1度のメンテナンスクリーニングに来るたびにドクターは禁煙する事をすすめています。 喫煙しているかぎり、顎の骨はどんどん細くなっていきます。 私が会うたびに禁煙するように言うと、患者さんは“でもネーやめられないのよ。 でもいいの。3ヶ月ごとに先生に会えて、そう言っていただけるだけでも私には嬉しいことよ。 私の家はお金持ちだからだめになったら又新しいインプラントを先生に入れていただくワ”とおっしゃります。 なかなか手ごわい患者さんです。 こう言ってのけられる方はそうはいません。たのもしいかぎりです。 同じような事を言えない患者さんは、ぜひ禁煙してからインプラント治療をお受けになることをすすめます。 本当に良いドクターとは患者さんの側にひそんでいる不特定多数のリスクを知らせ、インプラント人工歯の予後も含めて長期間、長持ちしていく事を一緒に考えてくれるドクターではないでしょうか。 インプラント治療の成功はドクター捜しであると言っても過言ではありません。 |